紙面の男衆、華やかに舞う 国重要無形文化財「諸鈍シバヤ」 鹿児島県瀬戸内町で

大太鼓を高く振り上げて踊る、躍動感あふれる舞「タカキ山」=11日、鹿児島県瀬戸内町諸鈍
サーテンテンテン─。軽快な掛け声とともに各演目が始まる国指定の重要無形民俗文化財「諸鈍シバヤ」が11日、鹿児島県瀬戸内町加計呂麻島の諸鈍集落にある大屯(おおちょん)神社で奉納された。境内で紙面(カビディラ)姿の男衆が華やかな舞やユーモアのある芝居を披露した。
諸鈍シバヤは壇ノ浦の戦いで敗れた平家の落人が広めたとの伝承があり、平資盛が祭られる大屯神社で毎年旧暦9月9日に奉納される。
演目はかつて20種類ほどあったとされるが、現在は諸鈍シバヤ保存会により11演目が継承されている。今年は踊り手7人、歌い手6人が出演。高齢化などにより演者は年々減少しており、踊り手として出身者が応援に駆け付けたほか、日頃から継承活動に取り組む地元の諸鈍小中学校の児童生徒9人も舞台に立った。
午後2時ごろ、集落の浜でみそぎを終えたシバヤ人衆(にんじょう)が楽屋入り。翁(おきな)の口上「サンバト」で始まり、ひょうきんな動きで笑いを誘う「ダットドン」や棒踊り「スクテングヮ」、獅子退治を演じる「シシキリ」などが続いた。最後は「タカキ山」。大太鼓を高く振り上げ、躍動感あふれる舞を繰り広げた。
会場では大勢の人たちが伝統の祭りを見守った。学校の遠足で訪れた同町立篠川中1年の男子生徒は「迫力がありすごかった。大人だけだと思っていたが小中学生も踊っていて、自分もやってみたくなった」と話した。
保存会の吉川久也会長(53)は「開催することが大事。(本来は)集落のための行事。昔ながらの形で継承していきたい」と語った。
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