
岡谷市の畑で収穫が進むワイン用のヤマソービニオン
長野県岡谷市でワイン用ブドウの収穫が最盛期を迎えている。農園を営む三澤智行さん(62)=同市川岸中=は、障がいを抱える人たちの社会参画を後押しする「農福連携」のワイン造りを目指して栽培。昨年より2日ほど早く作業が始まり、色づいた房を一つずつ摘み取っている。
畑の広さは約1・5ヘクタールで、遊休農地を活用。赤ワイン用の品種「ヤマソービニオン」、白ワイン用の「シャルドネ」など2000本を栽培している。今夏の記録的な猛暑や夜間の雨の影響で、ブドウの実が腐る「晩腐病」の被害も多かった。収穫量は昨年の半分近い約400キロを見込む。
12日は、熟したヤマソービニオン約200キロを収穫。妻や障がいのある長女と家族3人で摘み取りや選果の作業に追われた。
三澤さんが介護タクシー事業を営む傍ら、ブドウ栽培を始めて12年目。「糖度は申し分ない。酸味と渋味が程よく、すっきりとしたワインを作りたい」と話す。
収穫作業は14日まで。伊那市の工房に醸造を委託し、就労継続支援B型事業所の利用者が梱包作業に加わる。来秋に赤ワインとして販売する。
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