立派な砂防林にと願い込め 能代一中生、風の松原にクロマツの苗木植樹

能代一中の1年生40人がクロマツの苗木を植樹(能代市風の松原で)
能代市能代一中(嶋田正明校長)の1年生が9日、風の松原でクロマツの保全植樹を行った。生徒たちは大きく立派な砂防林に育ってほしいと願いを込め、苗木100本を植樹した。
同校の1年生は総合学習の一環で国有林「風の松原」について学んでいる。保全植樹は、クロマツの苗木を自ら手植えし、松原への愛着、理解を深めてもらおうと、県「秋田県水と緑の森づくり税」を活用し、3年から実施している。松原を管理する米代西部森林管理署から場所の提供、指導を受け毎年100本の苗木を植樹。同管理署によると、松原内で一般市民や生徒がクロマツを植えるのは珍しい取り組みだという。
この日は1年生40人が参加。600㍍ほど松原に入った「健康づくりのみち」沿いの植樹場所まで歩いて移動し、管理署職員から松くい虫による被害や苗木の植え方を学んだ。
その後、これまで植樹してきた場所に隣接する伐採跡地100平方㍍の傾斜地に植樹。生徒たちは専用の器具で穴を掘り、コンテナ苗を1㍍間隔で植えた。最後には記念の標柱を設置し、記念撮影をした。
岩谷俊希君は「松くい虫で枯れたのは悲しい。僕たちが新しい苗を植えたので、周りの木のように大きく育って丈夫な砂防林になってほしい」と話していた。
関連記事
事故の衝撃 スタントマン再現 池田中で交通安全教室
池田中学校(森英樹校長、生徒102人)で17日、スタントマンが自転車と車両の交通事故を再現し、生徒たちに交通ルール順守の大切さを伝える教室が行われた。 JA共済連北海道本部、道警の主催によ...
インクルーシブな職場づくりへ 酒田市内の高校生たち 地元企業、医療関係者 難..
希少性疾患・難病(RD)、障害者雇用などについて理解を深めてもらおうと、酒田市の酒田西高校(高橋秀典校長)の生徒有志で組織する「RDDin酒田西高実行委員会」(黒田禮奈委員長)などが企画した「企...
写真や焼夷弾の実物 宇部大空襲80年目の資料展【宇部】
宇部ちひろ友の会(岡本正和代表)主催の「宇部大空襲80年目の資料展」が、市立図書館で開かれている。1945年7月2日未明に宇部を襲った大空襲の写真や資料、投下された焼夷(しょうい)弾の実物な...
来夏開園目指す「渥美あじさいの森」見ごろ 今年は無料開放
渥美運動公園(田原市小塩津町)の遊休地に、市民有志らが整備する「渥美あじさいの森」で、来年6月開園を目指して植えたアジサイが見ごろを迎えた。まだ畝の隙間が目立つが、3年後には色とりどりの花で埋め...