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豊川稲荷門前の一部で再開発 26年の「午年開帳」に向け

 豊川市の豊川稲荷門前の一部で、2026年の「午年開帳」に向けて再開発が進んでいる。総門前の同市門前町1丁目1番地。2025年12月の完成を目指している。

新しい商業施設に生まれ変わる豊川稲荷総門前の店舗=豊川市門前町で

 約790平方㍍。現在は「門前そば山彦」、「ヤマサちくわ豊川門前店」などがある。建物を取り壊し、2階建ての新たな建物になり、おしゃれな商業施設として生まれ変わる。これまでは4店だったが、6店に増える予定だ。豊川署稲荷通交番は、これまで店舗側にあったが豊川稲荷側へ移動する。

 この場所は豊川稲荷が土地と建物を保有している。稲荷が施主となり、豊川駅前の田中不動産がコンサルティングをして再開発を進める。この他の門前周辺でも再開発の動きがあるといい、御開帳を機に街が生まれ変わる可能性が出てきた。

 豊川稲荷は、初詣に参拝客が集中しており、3~12月の閑散期が課題となっている。再開発が進むことで、通年で多くの人たちが訪れる場所になるよう期待する。

 市も午年開帳に合わせ、門前の道路を石畳風の舗装にするほか、街路灯をレトロ風にして、昼間でも風情がある街並みにする。豊川駅東西自由通路のリニューアルも計画し、参拝客増を後押しする。

 田中不動産チーフコンサルタントの田中大造さんは「午年開帳に続き2030年には本殿100周年を記念した大開帳がある。門前がより多くの観光客や参拝客をおもてなしできるよう、周辺での再開発も着実に進めていきたい」と話す。

移転する交番は瓦ぶきの建物になる

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