「魔法のポケット」開発のくればぁ社長に学ぶ 豊橋の高師台中で特別授業
各種メッシュフィルターや高性能マスクの加工販売「くればぁ」の石橋衣理社長が9月30日、豊橋市立高師台中学校で特別授業をした。自社で製造開発した防災用品「魔法のポケット」について説明した。
魔法のポケットについて説明する石橋社長(左端)=高師台中学校で
一つの商品で3種類の役割を果たす。日常は壁に掛けて小物や薬、防災用品を収容する「ウォールポケット」として使える。災害時は持ち出し用の「リュックサック」や雨対策の「ポンチョ」になる。「第6回防災グッズ大賞2024」の生活用品部門で優秀賞を獲得した。
この商品を知った教員が、技術・家庭科の中で同社の素材を使って「防災便利グッズづくり」をしたいと伝えたところ、校内で持ち運べるバッグを生徒たちが作ることになった。製作を前に話を聞いた。
防災士の資格を持っている石橋社長は「日常的に使っているものが、災害時でも役立つようになればと魔法のポケットを開発しました」と話し、生徒たちに「南海トラフ地震など、災害は必ずやってくると思って準備することが大切です。電気や水、ガスを一切使わない生活を夜の1~2時間するだけでも、何が必要か分かります」などと伝えた。
生徒たちは「壁掛けがリュックサックやポンチョにもなりすごいと思いました。くればぁの素材でバッグを作ることが楽しみです」と話した。
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