パリ五輪総合馬術団体「銅」・大岩選手に市長表彰 長野県諏訪市
表彰状と花束を受け、銅メダルを手に金子ゆかり市長、後藤慎二副市長と記念写真に納まる大岩義明選手(中央)
長野県諏訪市の光学機器メーカーnittoh(ニットー)に所属し、パリ五輪の総合馬術団体で銅メダルを獲得した大岩義明選手(48)が25日、市役所で金子ゆかり市長から市長表彰を受けた。大岩選手は銅メダルを手に来庁し、諏訪市民や同社の応援に感謝。自身の馬術のルーツが諏訪地方にあることを明かし、子どもたちを対象にした特別講義の依頼に対しても前向きな姿勢を示した。
大岩選手は愛知県出身。5大会連続で五輪に出場し、パリでは日本馬術界に92年ぶりのメダルをもたらした。市ゆかりの選手の五輪メダルは夏冬通じて初めてで、市は市民に勇気と感動を与えたことを表彰理由とした。市長は「出場されるたびに横断幕を作って応援してきた。五輪メダル獲得は私たちにとっても名誉なこと。並々ならぬ努力がこの結果をもたらした」と快挙をたたえた。
大岩選手は「諏訪からの応援は届いていた。5回目の五輪でようやくメダルの報告ができた」と語り、「引き続き頑張っていこうという話を社長ともした。次は違う色のメダルを持ち帰ることができたら」と意欲を見せた。
小学生の時に蓼科でポニーと触れ合ったことが乗馬を始めたきっかけとし、「僕の馬術の始まりはここ(諏訪)にある」。今年の諏訪湖祭湖上花火大会(8月15日)を観覧したことも明かし、「生まれて初めての花火大会。素晴らしく、いまでも心に残っている。自分に対する祝福の花火と勝手に感じていた」と笑顔で話した。
ロンドン郊外を拠点とする大岩選手。「時間が取れたらぜひ、頑張れば皆に可能性があるということを諏訪の子たちに伝えたい」と語った。
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