今年度100歳を迎えるのは40人 市長が祝福、最高齢者は108歳【山陽小野田】

敬老月間(9月)に合わせ、山陽小野田市の藤田剛二市長は24日、今年度中に100歳を迎える市内の長寿者2人を訪ね、祝いのメッセージと記念品を贈って祝福した。市内で今年度、100歳となるのは9月1日現在、男性2人、女性38人の40人。
梶上の佐々木百代さん宅では国と県、市からの祝い状や花籠、市内の園児が描いた絵を贈呈した。佐々木さんは南平原の生まれ。20~58歳ごろまでは小学校の先生として働いた。休み時間は子どもたちと一緒になって校庭や竜王山を走っていたという。22歳で結婚し、息子2人、娘1人を育てた。夫の故・益男さんも2017年に藤田市長から100歳を祝う訪問を受けた。
佐々木さんは、今も午後に1時間ほど歩くように心掛け、週2回のデイサービスでも運動を続けている。「そのおかげか膝、腰、肩の痛みを感じることなく過ごせている」と長寿の秘訣(ひけつ)を話した。
藤田市長は教え子の一人。近年まで年賀状で連絡を取り合っていたという。当時は赤崎小の2年生だったという藤田市長は、持参した集合写真を2人で眺めて当時を懐かしみ「100歳を迎えた先生は、市民にとっても大きな誇り。これからも元気に笑顔でお過ごしください」と祝った。
同日は烏帽子岩のケアハウスとまりの郷に入所する渡辺フミ子さんも訪ねて同様に祝った。
市高齢福祉課によると、8月末現在、市内の65歳以上は2万723人。高齢化率は35・10%で、昨年度より0・23%増加した。校区別の高齢化率は、厚陽の48・77%が最も高く、有帆43・07%、埴生41・62%とこの3校区が4割を超えている。100歳以上の市民は73人(男9人、女64人)で最高齢者は108歳の女性1人。
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