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長野日報社

八分咲きの花、一面に彩り 長野県箕輪町「赤そばの里」オープン

ピンク色が広がりつつあるソバ畑

 ピンク色のソバの花が一面を彩る長野県箕輪町上古田区の「赤そばの里」が、21日に開場した。現在は八分咲きで、見頃は10月に入ってからになりそう。初日はあいにくの雨模様となりオープニングセレモニーを縮小したが、訪れた人たちはピンク色に染まりつつある畑をじっくり眺めたり、記念写真を撮ったりして、にぎやかな雰囲気だった。10月13日まで。

 ソバの品種はヒマラヤ原産の赤みが強い「高嶺ルビー2011」。畑は広さ約4.2ヘクタール。8月に種をまき、9月初旬に花が咲き始めた。ただ暑さの影響によりまだ色がやや淡いという。栽培などは住民たちでつくる「古田の里赤そばの会」が取り組む。

 来場者は畑を背景に写真を撮ったり、散策したりと興味深げ。畑の入り口付近には今年完成した「そば処古田の里」の食堂棟、地元産農産物などを扱う直売所もある。

 高齢者や身障者の来場を考慮して電動アシスト車椅子を配備。今年からバリアフリーのトイレも設置して、幅広い人の観賞を支える。

 オープニングセレモニーは直売所付近に場所を変更して実施。「アルプホルン駒ケ根」の演奏が里開きを飾った。

 押野光会長(73)は「自然に恵まれた赤そば畑を楽しんでいただけるよう皆さんをお出迎えしたい。とても素晴らしい景観なので、自然を楽しんでほしい」と話していた。

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