「ハーリーってなあに?」 池田さんから由来学ぶ あまかわ幼稚園

ハーリーについて園児たちに伝える池田元さん(手前右)=6日午前、あまかわ幼稚園
伝統のハーリー行事を通して郷土の文化を大切にする心を育もうと、あまかわ幼稚園(吉濱徳子園長、園児29人)は6日午前、園内でお話会「ハーリーってなあに?」を開き、県指導漁業士の池田元さん(70)=登野城=がハーリーの由来や意味、使用する船やエーク(かい)などについて伝えた。
ハーリーの衣装で登場した池田さんは「ハーリーは琉球王朝のころに中国から伝わり、中国では雨乞い神事だったのが各地に伝わって航海安全や豊漁を願う行事になった」と説明した。
また、ハーリーに使用される船は女性の神様で、ハーリーが行われる与那国では船に家の女性の名前を付けた漁船が多くあること、船体に描かれた装飾模様や色にもそれぞれに意味があることなども紹介した。
子どもたちから「どうしてハーリーっていうの?」「どうして船はできたの?」などと質問も飛び、話のお礼に、東一組ハーリー委員会から寄贈され、保護者と色付けしたエークで「ハーリークイ!」と元気な掛け声で踊りを披露した。
池田さんは「ハーリーでは良いことがたくさんありますようにとお祈りする。良いことがあると気持ちがいい。みんなもお友達と良いことがたくさんできるよう頑張って。ハーリーの日は会場に来てね」と呼び掛けた。
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