「沖縄の染と織の至宝―桃原用昇コレクション八重山展」の図録を崎枝純夫会長（右）に贈呈する﨑山晃教育長＝19日午後、石垣市教育委員会

　石垣市出身で元角川書店専務の桃原用昇氏は19日、石垣市民会館中ホールで10月2日～20日まで開催される「沖縄の染と織の至宝―桃原用昇コレクション八重山展」の図録41冊を市自治公民館連絡協議会（崎枝純夫会長、41公民館）に贈呈した。

　市教育委員会で行われた贈呈式で﨑山晃教育長が「青少年を含む地域のみなさんに来場いただき、沖縄が誇る芸術作品をご覧のうえ、染織文化に理解と関心を深めていただけたら幸い」と桃原氏のあいさつを代読、崎枝会長に図録を贈呈した。

　崎枝会長は「素晴らしい作品が石垣市で展示されることをすごく楽しみにしている。桃原氏の博物館を造ってほしいという思いが伝わってくる。各公民館、全市民の目に届けられたらと思う」と感謝した。

　企画展では、人間国宝で石垣市名誉市民や県指定無形文化財保持者など9人の作品114点が一堂に展示される。