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林業体験に空間型VR 道、幕別清陵高で出前授業「現場にいるよう」

 道は18日、幕別清陵高校(小島政裕校長)で、2年生約100人を対象に空間型VR(仮想現実)を使った林業体験授業を行った。教育機関で空間型VRを活用するのは全国初という。教室の正面だけではなく、左右に立て掛けられた白いパネルや天井にも木々の伐採風景などが映し出され、生徒たちは実際の現場にいるような没入感を味わった。

空間型VRを体験する幕別清陵高校の生徒ら

 高齢化が進み、道内では従事者の約3割が60歳以上という林業に興味を持ってもらうことが目的。道はこれまでも、教育機関で林業をPRする出前授業を実施してきた。現場から離れた場所にいる生徒たちにも仕事の雰囲気を体験してもらおうと、空間型VRの活用を考えた。

 授業で使用した空間型VR「Uralaa(うらら)」は、浦幌町のIT企業「フォレストデジタル」(辻木勇二CEO)が手掛けたもの。今回は苗木の植え付けや伐採の様子をまとめた13分ほどの映像を、教室全体にプロジェクターで投影し、仮想現実をつくり出した。映像撮影には同町の「北村林業」が協力した。

 生徒たちは、目の前に広がる映像を食い入るように見つめた。女子生徒(17)は、「自分も本当に林業を体験しているような感じになった。もっと木を伐採している場面とかを見てみたい」と話した。

 授業運営に参加した道林業木材課の相馬康麿課長補佐は、終わりに「VRを見て少しでも林業を志す生徒がいてくれたらいい。今後は費用対効果などを考慮しながら、活用について考えていきたい」と述べた。

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