会員の健康長寿願う

「第101回敬老祝賀会」で地域住民が余興を披露した=15日、竹富島まちなみ館
【竹富】竹富公民館(新田長男館長)は15日、「第101回敬老祝賀会」を竹富島まちなみ館で開催した。約200人の敬老会員や地域住民が集い、地域に長年貢献してきた高齢者をたたえ、健康と長寿を願って祝杯を挙げた。
今年、敬老会に新たに入会したのは、富本直子さん、木村泰司さん、大浜勝さんの3人。これで竹富島の敬老会会員は、最年長の赤山喜介さん(106)を含め、96人となった。
式典では、新田館長が「これまで地域に尽力された先輩方は、島にとってかけがえのない宝。これからも健康で元気に過ごし、若い世代を見守り、導いてください」とあいさつ。さらに、自ら作詞した「デンサー節」を歌い、敬老会員たちを祝福した。
竹富老人クラブ「松竹会」の野原吉雄会長も「女性は月のように柔らかい光を放ち、男性は太陽のように強く元気でいてほしい。歳を重ねることを喜び、100歳、101歳と長生きしてください」と新入会員を歓迎した。
祝賀会の舞台では、竹富保育所の園児たちが「わらべうた」を披露した後、各集落から「兄弟小」や「真っ赤な太陽」、「世果報節」などが披露され、さらに新入会員の家族によるバンド演奏も行われ、会場は大きな拍手に包まれた。
新入会員の富本直子さんは、初めて島の言葉「テードゥンムニ」であいさつ。「こんなに早く敬老会に入るなんて、まだ気持ちは20歳です」と冗談を交えつつ、「私たちのお店『そば処竹の子』も今年で創業50周年を迎えました。今後も夫と共に頑張りますので、どうぞよろしくお願いします」と語った。
敬老会は、高齢者への感謝と長寿を祝う心温まるひとときとなった。 (上間学通信員)
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