大葉の多彩な使い方を発信

大葉レシピの投稿をSNSで続ける佐藤さん(提供)
大葉(しそ)を使った多彩なレシピ動画をインスタグラム=QRコード=や、ティックトックなどのSNSに1年間毎日投稿する「365日大葉を食べる人」が話題になっている。JAひまわり営農部青果課主任(営農指導員)の佐藤光さん(33)が、自らレシピを考え、調理して紹介している。

大葉は、刺し身のつま、天ぷらなど、用途が限られているとのイメージがある。多くの料理に使えることをPRしようと、「いい大葉の日」の昨年11月8日にスタートした。
佐藤さんが愛知淑徳大学の授業「ビジネスプランニング」の講師を務めた際に、学生から「1カ月、大葉を食べ続ける動画を発信したらバズる」との意見が出た。どうせなら1年間続けてみようと決意し投稿が始まった。
レシピや調理法提案
「大葉ジェノベーゼ」をはじめ、トウモロコシのかき揚げに大葉を刻んで入れる、大葉ジュース、大葉ゼリーなど、さまざまなレシピを紹介する。ジェノベーゼは、大葉20枚、オリーブオイル50CC、粉チーズ大さじ1、ニンニクひとかけ、クルミ10㌘、塩小さじ2分の1、をミキサーに入れてソースを完成させ、パスタに混ぜて作ることなどを軽快な音楽と言葉、文字で紹介する。どの動画も佐藤さんが自らレシピを考えて調理し、それを撮影して編集する。
インスタのフォロワーは約6500人、ティックトックは約3300人で計約1万人。海外からフォローしている人も。一番人気は、みそ汁に入れた回で、42万回の再生があった。生産者も見ており、品質向上のモチベーションにもなっているという。
佐藤さんは「大葉の使い方が多彩であることを多くの人に知ってもらい、キャベツやレタスのように、冷蔵庫の中に常に入っている食材にしたい」と張り切る。365日目を迎える11月7日まで、きょうも動画の投稿を続けている。

インスタの画面
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