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北羽新報社

白熱の取組に地域住民声援 藤里町米田地区で「根城豊作相撲」

熱のこもった取組が繰り広げられた根城豊作相撲(藤里町の米田相撲場で)

 藤里町米田地区の伝統行事「根城豊作相撲」は15日、同地区の米田相撲場で開かれ、地元の根城青年団(小森純也団長)の団員やOB、町内外から参加した小学生力士らが熱気にあふれた取組を披露した。豊作の願いと感謝を込めた取組に、土俵を囲んだ家族や地域住民が声援を送り、伝統行事を楽しんだ。
 旧盆の13日に地区の自福寺で手踊りを披露し、14日の本番は根城(現在の米田地区)で踊っていたが、明治35年ごろに相撲に切り替えたといわれ、稲刈りを前に開かれる豊作相撲として現在まで約120年にわたって受け継がれている。28歳までの男性に加入資格がある同青年団が中心となり、毎年9月中旬に開催しいる。
 この日は早朝、地区内に大会開催を知らせる触れ太鼓を打ち鳴らし、東西の大関や関脇、小結力士のしこ名を染めた色鮮やかなのぼりがはためいて根城相撲の開催を周知。
 面白おかしい力士紹介と実況で笑わせる名物司会進行の下、化粧まわしを着けた東西力士の土俵入り、三役そろい踏み、ユーモラスなしょっきりが披露されたほか、小学生相撲、飛び入り個人戦、本割などと続いた。
 小学生相撲は三種町スポーツ少年団の団員も参加して地元の子どもたちと競ったほか、青年団員や町内外から参戦した力士による飛び入り戦は熱のこもった取組が続き、観客から大きな声援と拍手が送られていた。
 本割では前頭一、二枚目同士の顔合わせに続いて東西三役の取組が行われた。横綱はなく最高位が大関となる根城相撲は、結びは東の大関「駒ケ岳」(加藤治門さん)と西の大関「根城ケ原」(安部彰宏さん)が土俵に上がって対戦。熱戦の末に「来年も神様が見に来てくれるように」という昔からのしきたり通り、行司が勝負預かりとしてすべての取組を終えた。
 小森団長は「コロナ禍による中断を挟んで去年は4年ぶりとなり、今年も団員、OB、地域の方々の協力があって開催できたことに感謝したい。個人的には不幸事があり土俵に上がれなかったが、来年こそは再び土俵に立って力強い相撲を取りたい」と話し、これからも根城相撲を受け継いでいくことを誓っていた。

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