クマゼミ鳴く/平良
夏至以降、大合唱へ

クマゼミが3日、平良で確認された。ホルトノキ(ホルトノキ科)などの枝に止まり「シャイシャイシャイ」と大きな鳴き声を響かせていた。日の夏至以降、本格的な大合唱が始まる。
宮古ではここ数十年、クマゼミが好むセンダン(センダン科)が大型台風の影響を受け、多くが枯死した。
センダンに代わってホルトノキが順調に生育し、枝を広げて繁茂する。クマゼミの生活の場としての有用樹木になっている。
宮古に生息するセミは4種。日本最小のイワサキクサゼミ、宮古諸島固有種のミヤコニイニイ、体を逆さまにして止まったりするツマグロゼミ、クマゼミ。3日のクマゼミの出現で、今年も4種の個体が確認された。
クマゼミ日本最大のセミで、体長6㌢前後。背中の色は黒く、羽は透明で緑色の筋がある。
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