学校前の道路を通る車両ドライバーに安全運転を呼び掛ける児童ら＝11日午前、大本小学校

　大本小学校（與世山操校長、6人）は11日午前、今年度第2回「野鳥を守ろうアピール活動」を行った。児童4人と職員6人が学校前の県道で「スピード落として」「カンムリワシ事故多発」などと書かれたメッセージボードを掲げ、通行する車両ドライバーに安全運転を求めた。

　同校は1984年に愛鳥モデル校として県の指定を受けて以来、毎年、野鳥観察を行っている。春・夏・秋・冬と年4回の野鳥観察を実施し、前日に野鳥保護活動の一環として同アピール活動に取り組んでいる。

　活動に先立って開かれた野鳥アピール集会では、児童らが野鳥観察の歌「バードウオッチング」を斉唱。この後、全員で移動し、メッセージカードを掲げながら「ゆっくり走ってください」と車両ドライバーに呼び掛けた。

　6年の梅田ももさんは「できるだけ野鳥の事故がなくなってほしいので、スピードを落としてほしいという思いで活動した。ほとんどの人がみてくれたので事故が減るんじゃないかと思う」、5年の渥美一道さんは「いつもはみてくれる人が少ないけど、今日は多くの人がみてくれたのでよかった。カンムリワシの事故が減っていったら良いと思う」と期待した。