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東北大主催研究発表会「サイエンスデイAWARD2024」 ジュニアドクター鳥海塾 4賞受ける

 東北大学(仙台市)が主催した研究発表会「サイエンスデイAWARD2024」(今年7月、同市)で、酒田市の東北公益文科大学(神田直弥学長)による小中高生を対象にした教育プログラム「ジュニアドクター鳥海塾」の塾生15人が研究成果を発表。鳥海塾として4つの賞を受けた。

 「知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造」を掲げ、子どもたちの科学的なものの見方や考え方について評価する同AWARDは2007年の創設。鳥海塾の塾生も21年の開講から毎年参加し、今年は第2段階に「進級」した小学6―高校1年までの受講生が▽和算を通した数学問題作成方法▽避難遅延や二次被災の可能性を現象させる防災マップの作製研究▽センサーを使った天気予報―など15テーマに発表。鳥海塾として▽東北大学・チャレンジング―クエスト賞▽I―SCIENCE賞▽心に鮮やかインプレッ賞▽テクノロジー&コミュニケーション賞―の4つを受賞した。

 7日に受賞発表会が公益大で行われ、9人の塾生が出席。神田学長が「皆さんの努力と心に響く研究を行ったからこその結果。一人一人の研究が地域の未来を切り開くと信じ、共に活動してきたことが評価されうれしい。半年後の報告会も楽しみにしている」とあいさつ。公益大ジュニアドクターセンター長を務める広瀬雄二教授(情報処理)は「受賞は決してまぐれではない。発表を通して真剣に取り組む多くの仲間にも出会う機会にもなったと思う。未来に共に進んでいきましょう」と激励した。

 塾生を代表して阿部哲奨(てっしょう)さん(酒田東高1年)は「広い年代の大勢の人から発表を見てもらう良い機会になり、普段思いつかない意見なども聞くことができ、とても良い刺激、経験になった。賞をもらえたことで今後の研究もさらに頑張れる」と話した。その後、塾生たちが自身の研究成果を発表した。

「サイエンスデイAWARD2024」で鳥海塾は4つの賞を受賞

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