
アカマツ由来の食用炭を使った炭レモンサワーを提供する出店者
長野県南箕輪村の大芝高原産の活性炭を使った黒いグルメ「ブラメシ」をPRする「ブラメシフェス」が6日、同高原で始まった。同村観光協会が「9(く)月6(ろ)日」の語呂合わせで初めて企画。フェスは7日(午前10時~午後3時)までで、炭の黒さを生かした焼きそばやプリンが味わえるマルシェをはじめ、抽選会やラジオの公開生放送などさまざまな催しを用意する。ブラメシを通して材料となるアカマツの利活用促進や村の魅力発信につなげていきたい考えだ。
ブラメシは大芝高原のアカマツを有効活用する一環で始まり、今年で2年目。村内外の飲食店が大芝高原産の活性炭「伊那赤松妙炭」を取り入れて、さまざまなメニューを提供するようになった。現在は村内を中心に約20店舗で30品目ほどが登場している。
ブラメシは見た目のインパクトが注目を集めるが、活性炭は健康面にも効果が期待できるため健康食の側面もあるという。今回のフェスではブラメシの周知によって村の魅力向上も図る。
フェスの「うまいものマルシェ」ではブラメシを提供している8店が自慢の味を届ける。焼きそばやドーナツ、まんじゅうなどメニューも多彩だ。ブラメシを購入するなどしてスタンプを集めると、ブラメシの食事券やグッズが当たる抽選会に参加できる。スタンプは村内外の店舗で開催中のスタンプラリーで集めたものも使用できる。
午前11時からはFM長野のラジオ番組「SaturdayD」の公開生放送を予定。SNSの総フォロワー数約60万人でタレントなどとして活躍する「フォーリンデブはっしー」さんをゲストにブラメシの魅力を伝える。
県初の3×3プロチーム「信州松本ダイナブラックス」のバスケットボールイベントも行う。フリースローチャレンジなどを予定する。
初日の会場では菓子など炭グルメ商品がずらり。黒い色が特徴の炭レモンサワーを購入し、味わう来場者の姿も見られた。同協会は「今まで食べたことのない炭グルメを味わってもらい、楽しいイベントも盛りだくさんなので、ぜひお越しください」と呼び掛けている。
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