チラシを手に呑みあるきをPRする実行委員のメンバー
伊那谷の地酒を楽しむ「第27回信州伊那街道・秋の呑みあるき」は9月28日午後4~7時30分、長野県伊那市通り町商店街特設広場で開く。今年から資源節約を目的に試飲用カップの配布を取りやめ、来場者にお気に入りのお猪口やカップの持参を呼び掛ける。チケットが必要で、9月2日から市内酒販店や参加酒蔵などで12枚つづりの道中手形(前売り券)を販売する。
伊那谷は日本酒や焼酎、ワイン、ビール、シードル、リキュール、ウイスキーなど多種多様な酒造りが行われているのが特徴。今年は辰野町から中川村までの酒蔵と醸造所合わせて11社が出店の意向を示しており、いなっせ北側広場とセントラルパークで来場者をもてなす。上伊那の棚田米で醸した日本酒の無料試飲をはじめ、地元の食文化が楽しめるキッチンカーも並ぶ。
呑みあるきは商店街の活性化を目的に2008年から始まり、「初夏」「秋」の年2回のイベントとして定着。地元の商業者や酒蔵で実行委員会を組織し、伊那市や伊那商工会議所、県酒造組合伊那支部、伊那まちの再生やるじゃん会と共催している。今回は昨年10月以来、約1年ぶりの開催となる。
実行委員長の中村修治さん(59)は「秋は熟成された丸いお酒が楽しめる時期。蔵元との交流を楽しみながら、おいしいお酒を発見してもらえたら」と話している。
道中手形は12枚つづりで前売り2500円、当日3000円。経費の高騰を踏まえてそれぞれ500円引き上げた。雨天決行。問い合わせは、酒文化いたや(電話0265・72・2331)へ。
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