駒ケ根高原自転車で周遊 レンタサイクル開始
駒ケ根高原で貸し出しが始まったレンタサイクル
県南部でアウトドア関連産業に携わる関係者らでつくる南信州アウトドア協議会(SNOO)は今月から、駒ケ根高原でレンタサイクル事業を開始した。公共交通機関で来訪した観光客の2次交通を確保するとともに、自転車という新たな観光要素を取り入れ、周遊を促すことで市内滞在時間の延長を図る取り組み。タイヤ径の小さいミニベロと走破性の高いクロスバイクの2種類計10台を用意し、観光客に提供していく。
観光客の大半が自家用車で来訪するという駒ケ根高原。観光協会の窓口には以前から2次交通についての問い合わせが多く寄せられ、名刹光前寺や養命酒製造駒ケ根工場など一帯の観光資源を結ぶ足の確保が課題となっていた。レンタサイクルはその打開策として企画。市内をゆっくり走ってもらうことで消費機会やリピーターの創出につなげる狙いもある。
今年度は市からレンタサイクル実証事業の支援として70万円の助成を受け実施。ミニベロ5台は同市菅の台の市観光案内所、クロスバイク5台はSNOO事務局のアウトドアショップKで貸し出す。時間は午前9時~午後5時。料金は3時間2000円、1日4000円で、今年度は11月末まで営業する。貸し出しには身分証の提示が必要で、事前予約は受け付けない。
SNOOでは今シーズン中に一帯のお薦めルートを掲載したマップを作成し、利用者に配布する考え。今後、電動アシスト自転車や利用者の移動をデータとして蓄積するためのGPS端末の導入も検討している。SNOOの木下啓代表(57)は「自転車で出掛けることで駒ケ根の良さを発見してもらいたい」と利用を呼び掛けている。
問い合わせは駒ケ根観光協会(電話0265・81・7700)かアウトドアショップK(電話0265・98・9797)へ。
関連記事
南部梅林が開園 見頃は2月中旬から
「一目百万、香り十里」とうたう、和歌山県みなべ町晩稲の南部梅林が25日に開園した。梅林公園の観賞用品種は数輪咲いているが、梅林全体はまだつぼみの状態。開花は例年よりやや遅めで、運営する「梅の里...
雪景色の露天風呂「心地よい」 鹿追・然別湖「コタン」開幕
銀世界が広がる氷結した湖上にイグルーが立ち並ぶ「しかりべつ湖コタン」(実行委主催)が25日、鹿追町の然別湖で開幕した。国内外の観光客が訪れ、雪や氷を生かしたアトラクションに笑顔を見せた。 ...
庄内浜「ボラ」のブランド化を 希少価値の「からすみ」に 「日本酒のつまみに..
鶴岡市立加茂水族館・魚匠ダイニング沖海月は庄内浜で取れる「ボラ」のブランド化を目指している。卵巣で「からすみ」を仕上げ鶴岡市のふるさと納税返礼品のラインナップに加えた。「日本酒のつまみに最高」と...
つくる喜び味わう 伝統の黒糖作り 和泊町・大城小
鹿児島県和泊町の大城小学校(根釜恵理子校長、児童30人)で23日、伝統の黒糖作り体験学習があった。5、6年生9人を中心に全校児童が参加し、先人の苦労や自分たちで作る喜びを味わった。 同校...