シマフサラシの集いで多くの余興が披露された=11日午前、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール
白保の行事シマフサラシにあやかって馬そばを振る舞った=11日午前、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール
【浦添】在沖白保郷友会(豊里友勝会長)は11日午前、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール市民交流室で無病息災を念願する白保地域の風習シマフサラシの集いを開いた。参加した会員は地域の行事を学びながら、馬そばを食べて交流、余興も楽しんだ。
白保に伝わるシマフサラシは、わら縄に馬の血を染み込ませて集落の入り口と出口に掲げ、においではやり病の侵入を予防する行事。同会ではシマフサラシの趣旨を説明しながら、交流の場として集会を開いている。
会場には約80人が集まり、白保からも参加者がいた。余興では山里恵子さんが白保節、ことし62歳になる白保中学校29期生の白保29会が大阪ラプソティー、三線奏者・仲宗根充さんらが演目を披露した。
女性陣は会場で調理した馬そばや牛そばを振る舞い、会員は食べ比べして郷里の食を満喫した。
豊里会長は取材に「郷友の親睦を図るもので、シマフサラシの名前を残して、今の形になった。ふるさとを思い出してほしい」と話した。
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