社会福祉法人「さわらび会」の「第19回夏休み親子福祉体験講座」が11日、豊橋市野依町の福祉村全域で開かれた。豊橋、豊川、蒲郡、田原、湖西から参加した幼児から中学生までの190人と保護者ら親子104組が福祉について学んだ。
福祉教育や地域交流を深めてもらおうと開く夏休みの恒例講座。子どもたちが法人内各施設で利用者との交流や作業体験、学習などで知識を深め、親子で福祉について考える機会を提供する。
開会式はオンラインも活用し、山本孝之理事長、山本左近衆院議員があいさつした。「第二さわらび荘」では高齢者疑似体験、「あかね荘」では発達障害の行動を学ぶシングルフォーカス体験、「明日香」ではクッキー作りや和太鼓体験、「若菜荘」では手話体験、「フェリス福祉村」では福祉車両体験など、高齢者施設、障害者施設がその特性を生かしたさまざまな体験を用意。親子がスタンプラリー形式で順に回った。
福祉車両の体験=フェリス福祉村前で
豊橋市立栄小1年の鈴木沙弥さんは、手足に重りをはめ、ゴーグルを装着して歩行や作業に挑戦するなどの高齢者疑似体験に挑戦。母であかね荘職員の巳浦さんと参加し「体が動かしにくく、物がつかみにくかった。お年寄りが困っていたら助けてあげたい」と語っていた。
高齢者の疑似体験をする子どもたち=第二さわらび荘で
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