「飛龍」「姫龍」舞う 辰年の夏力強く彩る しょうない氣龍祭パレード
庄内町の夏祭り「第3回しょうない氣龍祭」が11日夜、県道44号沿いの目抜き通りで繰り広げられた。今年は辰(たつ)年を記念し、同じく龍の伝承が残る秋田県仙北市「たざわ湖・龍神祭り」の辰子龍も参加してパレード。フィナーレでは祭りのシンボルである「飛龍」と「姫龍」のダイナミックな演舞が披露され、沿道に詰め掛けた見物客を楽しませた。

力強く引き回される飛龍
氣龍祭は、2019年に終了した夏宵まつりに代わり企画された夏祭り。祭りのメインとなるのは同町深川地区に古くから伝わる「金沼飛龍伝説」をモチーフに制作・改修された2匹の龍。飛龍は全長40メートルで、頭部が高さ3・5メートル、長さ4・6メートル、幅2・9メートル。姫龍は全長30メートルで、頭部が高さ1・5メートル、長さ2メートル、幅1メートル。
この日の祭りはあまるめ飛龍太鼓の力強い演奏をバックに、頭部に大滝正博町観光協会長と富樫透町長を乗せ、有志の小学生約80人が引く飛龍と姫龍が入場し幕開け。担ぎ手12人が参加し、辰子龍も会場を練り歩いたほか、飛龍伝説を題材にした「飛龍囃子(ばやし)」の音色に合わせ、踊り団体約250人によるダンスパフォーマンスなどが繰り広げられた。
時折小雨が降るあいにくの天気となったものの、祭りのフィナーレでは飛龍と姫龍が爆竹やドラを打ち鳴らしながら気合の掛け声とともにダイナミックな舞を披露。最後にサプライズ花火が打ち上げられ、沿道に詰め掛けた見物客から大きな拍手が送られていた。
一方、町ギャラリー温泉「町湯」前駐車場を会場に行われた屋台村には、キッチンカーなど約30店が出店。大勢の客でにぎわっていた。

会場を練り歩く辰子龍
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