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北羽新報社

夜空と海面彩る 八峰町で「花火フェス」初開催

雄島花火大会を引き継ぐ形で初めて開かれた八峰花火フェス(八峰町八森で)

 「八峰花火フェス2024」は10日、八峰町八森の中浜海岸で開かれた。昨年終了した「雄島花火大会」を引き継ぐ形で実行委員会(小野秀太実行委員長)が主催し、初めての開催。約1500発の花火が日本海に浮かぶ雄島や水面を照らし、大勢の住民が夜空を見上げて新たな光のショーを楽しんだ。

 雄島花火大会は、旧八森町の中浜地区の住民でつくる「中浜ひとつ森会」が町おこしイベントの一つとして昭和62年に初開催。町の将来の担い手である子どもたちに夢を与え、郷土を誇れる人に成長してほしいとの思いを込めた。
 新型コロナウイルス感染拡大で令和2年から中止も余儀なくされたが、4年に3年ぶりの開催。一方で実行委の高齢化などにより運営が難しくなり、昨年で終了した。
 町民から地元の花火大会がなくなることを惜しむ声が上がり、白神八峰商工会青年部を中心に実行委を組織し、新たな花火大会を開催することにした。
 この日は好天に恵まれ、風もほどよく吹く花火日和となった。オープニングセレモニーは男鹿なまはげ太鼓が出演し、迫力たっぷりの演奏が新たな花火大会に花を添えた。
 午後8時ごろに花火の打ち上げを開始。速射連発(スターマイン)で始まり、雄島と中浜海岸から4号玉や5号玉、7号玉をはじめ尺玉や海上スターマインなどを次々に打ち上げた。プログラムは20余りにおよび、約1500発が夏の夜空を彩った。
 約40分の打ち上げは見応え十分。地元住民らは思い思いの場所から光の大輪が咲く夜空を見上げ、新たな八峰町の夏の思い出に残る一夜を過ごした。
 小野実行委員長(36)は「1回目の花火大会を無事に終えられてうれしい。新たな八峰町の夏の風物詩に定着するよう、来年以降も頑張って盛大に打ち上げたい」と話した。

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