県立新城有教館高校食農サイエンス系列3年生10人が、鹿肉を活用するジビエ料理のレシピづくりに取り組んでいる。9日、料理研究家を招いた教室があった。
大石さん㊧と一緒に調理する生徒=県立新城有教館高校で
生徒は畜産関係の人材育成コース受講者で「飼育と環境」を学んでいる。7月にはNPO法人「愛猟」(豊田市)の鈴木康弘理事長らから動物との共生や駆除した鹿の利活用を学んだ。
この日は、NPO会員で料理研究家の大石竜さんを講師に迎えた。鈴木さんが「くくりわな」で捕獲した雄雌各1頭の鹿肉を使い「たたき」と大和煮、インド風まぜご飯「ビリヤニ」、タコスの4種類を作った。
大石さんは「70度前後で殺菌すること、塩や砂糖などで下味をつけることが大事」とアドバイス。生徒も肉を炒めたり、切り分ける作業を手伝った。試食した山口純永さんは「肉を焼く工程だけだったが、揚げてみるとどうなるのか興味を持った。今後も調理法を考えたい」と話した。
料理の試食
フォーラムでレシピ披露へ
生徒は今月下旬に鹿の解体作業を見学する。レシピを考えて11月23日に開かれる「鳥獣害フォーラム」で発表する。
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