新調土俵で白熱稽古 荒汐部屋が夏合宿公開 長野県下諏訪町
新しく整備した土俵で夏合宿の稽古に励む荒汐部屋の力士ら
大相撲の荒汐部屋(東京)の夏合宿の公開稽古が6日、長野県下諏訪町の赤砂崎公園多目的広場横の新土俵で始まった。激しい雨は朝のうちに上がり、地元住民ら約50人が見守る中、力士らが朝日を浴びながら稽古に励んだ。
2018年から同町で夏合宿を行ってきたが、6月に完成したばかりの新土俵での合宿は今年が初めて。今回は若元春ら関取は巡業のため参加していないが、7月の名古屋場所で幕下優勝を飾り、新十両昇進が決まった大青山さんを含む力士12人が14日まで同町で稽古に励む。土俵では力士の体がぶつかり合う音が響き、来場者は迫力ある練習風景に見入っていた。
今後、9日の休みを除き、14日まで毎日、午前6時30分から同8時30分まで朝稽古を公開する。一行は土俵近くの諏訪自動車会館に滞在し、地元住民との交流会も計画している。
土俵で指導に当たった荒汐親方は新土俵整備への地元の協力に感謝し、「東京や名古屋より諏訪は涼しい。自然の景色の中で体づくりをできて最高の環境」と喜んだ。地域住民に向けては、「ぜひ足を運んでほしい。力士がどういう稽古をしているのか見てもらい、本場所でも応援してほしい」と呼び掛けた。
稽古後、力士らは来場者との記念撮影に気軽に応じていた。茅野市宮川から訪れた60代の夫妻は「近くで合宿をしてくれるので荒汐部屋のファンになった。稽古をまた見に来たい」と笑顔で話した。
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