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長野日報社

学んで遊んで たつの未来館アラパに集まれ

スタッフの指導で上級向けのボルダリングに挑戦する子どもたち=たつの未来館「アラパ」

 辰野町が荒神山公園ウオーターパーク再生事業で旧管理棟を改修した、たつの未来館「アラパ」が5月31日、オープンした。ボルダリングなど新分野のアクティビティスペースに、蛍の保護育成を進める「ホタルラボ・ミュージアム」を併設した、町ならではの交流拠点。今月6日までの無料開放もスタートし、さっそく大勢の地域住民が訪れて施設の魅力を体感した。

 アラパは、2004年に運営休止したウオーターパークの再生事業が国の地方創生拠点整備交付金に採択され、町が昨年夏から改修を実施。「学ぶ・遊ぶ・集う」をテーマに、鉄筋コンクリート2階建ての施設に多彩なアクティビティスペースを整備した。

 人工壁を登るボルダリングは、上級者用(高さ約6メートル)と初・中級者用(同約3メートル)の2種。幼児用二輪遊具のキックバイク、ベルト型綱渡りのスラックラインも用意。音楽やダンス用の防音ルーム、トレーニングジムもある。

 ホタルラボは、蛍の餌となるカワニナの水槽を設置して保護育成につながる養殖や生態研究に取り組む。ガラス越しに内部を見学可能。ミュージアムでは蛍保護に関する歴史資料などを展示している。

 同施設での記念式典には町や住民、東部保育園年長児ら約80人が出席。武居保男町長は「人の関心がモノ(物)からコト(事)へと移る中、価値ある実体験を楽しむ施設が誕生した。幅広い世代に親しんでもらいたい」と述べた。町の蛍保護の基礎を築いた故勝野重美さんの親族も訪れ、直筆論文などを寄贈した。

 アクティビティスペースなど施設内は大にぎわい。学校の振り替え休日に保護者と訪れた南箕輪小学校5年の長尾唯花さん(10)、小野田実祐さん(10)、野本梨恋さん(11)は上級者用ボルダリングに初挑戦。「難しいけれど、登れると気持ちいい」「家から近い町にあるので便利。また来たい」と笑顔で話していた。

 開館時間は午前10時~午後10時。開放期間中は施設利用、貸出品とも無料。問い合わせはアラパ(電話0266・41・2448)へ。

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