
次々と焼き上げられていくうなぎのかば焼き=岡谷市のあら川
24日の「土用の丑の日」を前に、「うなぎのまち岡谷」として知られる長野県岡谷市内のうなぎ料理店や川魚店が、繁忙期を迎えている。稚魚の不漁や円安、物価高の影響で仕入れ値が高騰する中、値上げ幅を抑えて提供。梅雨が明けて本格的な暑さを迎え、買い求める人たちでにぎわっている。
同市湖畔のうなぎ料理店「あら川」(藤樹由美子店主)では、熱気の立ち込める厨房で職人が手を休めることなく、かば焼きを調理。背開きの身を蒸さずに炭火で焼き上げる。1912年の創業以来、継ぎ足す甘めのたれが特徴だ。
同店によると、この時期の入荷量は通常の10倍。たれに使う調味料も値上がりしているが、かば焼きの値上げを150円にとどめた。藤樹店主は「ビタミンが豊富なうなぎを食べて、暑い夏を乗り切ってほしい」としている。
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