「田辺祭」に向け舞姫が稽古 12月には本宮大社でも奉納

田辺祭に向けて稽古に励む舞姫(19日、和歌山県田辺市東陽で)
和歌山県田辺市東陽の闘雞神社の例大祭「田辺祭」(24、25日)で、舞を奉納する「舞姫」たちが稽古を重ねている。
舞姫は24日の江川漁港の御旅所での潮垢離(しおごり)神事と、25日の神社での暁の祭典で「浦安の舞」を奉納する。暁の祭典の浦安の舞に続いて、尺八奏者の演奏とともに「豊栄の舞」も舞う。
舞姫を務めるのは、小学生から40代までの25人。檜扇(ひおうぎ)や鈴が付いた「剣先鈴」を手に持ち、舞を披露する。6月から神社に集まり、神職の長澤理華さん(61)の指導で、稽古を続けている。
ともに神島高校2年で、初の本番を迎える栗山杏さんは「毎回楽しく練習している。祭り本番で練習したことを出せるように頑張りたい」、鳥渕心晴さんも「細かな部分が難しいけれど、神様に喜んでいただけるように舞いたい」と話した。
舞姫たちは「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年記念で、12月15日に熊野本宮大社(田辺市本宮町)で舞を奉納する。
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