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唄島プロジェクト始動 楽曲「懐かしい未来へ」制作発表

記者会見に出席した(写真前列左から)カサリンチュ、城南海、里アンナ、元ちとせ、RIKKI、我那覇美奈、中孝介と(後列左から)麓憲吾、村松健、森拓斗、前山真吾、楠田莉子、中村瑞希、西平せれな、サーモン&ガーリック=29日、奄美市名瀬

 鹿児島県奄美大島出身のアーティストらによる楽曲「懐かしい未来へ」の制作発表記者会見が29日、奄美市名瀬の大浜海浜公園であった。楽曲のテーマは「時代が変わっても奄美の人たちが大切にしている思い」。CDは10月上旬に発売する。自治体や学校に無償配布するほか、売り上げの一部は奄美大島の自然保護や文化活動へ寄付する予定。

 音楽を通じて島内外に奄美の自然・文化の情報発信をする奄美市「唄島プロジェクト」の一環で、世界自然遺産登録の機運醸成などが目的。今後は奄美大島内5市町村で取り組みたい考えだ。

 「懐かしい未来へ」は島唄やポップスなどさまざまなジャンルの音楽を取り入れる。元ちとせさんや中孝介さん、中村瑞希さん、カサリンチュら15組が歌う。作曲は奄美在住のピアニスト村松健さん。作詞は村松さん、麓憲吾さん、新元一文さんが担う。

 プロモーションビデオはアーティスト中心の映像と奄美大島の自然や文化のイメージビデオの2パターンを制作。映像はライブなどで活用する。

 記者会見で、企画立案者の麓さんは「奄美大島は自然とともに育まれてきた集落行事や島唄、踊りなどの文化活動がある。時代によって表現の形が変わっても大事にしている思いや考え方を、楽曲を通して次世代に継承したい」と抱負を語った。

 参加アーティストらは「シマを見つめなおして、守るべきものを感じながら新しい音楽を一つ作れることをうれしく思う」(元ちとせさん)、「文化である島唄を新しい形で紡ぎたい」(RIKKIさん)、「島でのレコーディングは初めて。東京にいる私だからできる発信の仕方もある」(城南海さん)、「奄美の自然や文化のあるがままを伝えたい」(中孝介さん)などと話していた。

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