黄金畑に堂々コンバイン 小麦 芽室で早くも収穫開始

黄金に輝く畑を行くコンバイン。秋まき小麦の収穫が始まった
秋まき小麦の収穫が十勝管内で始まっている。今期は春以降、好天に恵まれて全域的に生育が順調。農業者からは「昨年よりさらに早い作業開始」との声も聞かれ、14日も、黄金色に輝く小麦畑をコンバインが威風堂々と突き進んでいた。
十勝平野は河川の堆積作用で形成されるため、清水や芽室、音更各町の十勝川沿いの農地では地温が上がりやすく、他地域よりも早く収穫時期を迎える「早場地帯」と言われている。
同地帯に位置する芽室町毛根地区の入口吉貴さん(52)の農場では、14日から近隣の農家3軒と協力して収穫作業に入った。超強力でパンや麺に向く「ゆめちから」を約4.2ヘクタール作付けしており、入口さんは「昨年より4日早い。粒の太り具合を考えると、もう少し雨がほしかったが、実入りは期待できそう」と笑顔で話していた。
小麦は自前の乾燥装置で規定の水分率に整えた後、契約する山本忠信商店(音更)の製粉工場に運ばれ、全国のパン店や菓子店などに届けられる。
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