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北羽新報社

金勇で「能代の七夕展」始まる 当番組・萬町組の提灯など展示

役七夕で今夏当番の萬町組の提灯などを展示している能代の七夕展(能代市柳町の金勇で)

 能代市柳町の観光交流施設・旧料亭金勇で13日、同施設の企画展「能代の七夕展」が始まった。8月6、7日に市内で行われる役七夕の当番組を務める萬町(あらまち)組で実際に使われる提灯(ちょうちん)やはんてん、江戸時代から伝わる役七夕の歴史や天空の不夜城を紹介するパネルを展示し、七夕ムードを盛り上げている。8月18日まで。
 役七夕は市中心部の五町組(萬町組、清助町組、柳若組、大町組、上町組)の年番制で運行する。新型コロナの影響で2年の運行を見送ったため、当番は1年繰り延べられている。
 今年当番の萬町組は親丁の萬若と枝丁の中若、上川若、幸若、羽立若の5若で構成。昭和43年まで各若の灯籠5基が運行していたが、48年以降は運行人員の確保の難しさなどから萬町以外の4若が合同若を出すようになり、萬若と合同若の2基による運行が続く。今夏も2月の会合で8月6、7日の2基運行を決め、運行を取り仕切る大丁は萬若が担い、合同若が加勢する。
 七夕展は伝統行事の継承と発展を願い毎年開催し、その年の当番組を紹介する企画は4回目。各若のキバ提灯、ブラ提灯、手拭い、はんてんを展示しているほか、昭和43年に幸若が丁内廻丁した写真をパネルで紹介。大正から昭和にかけての役七夕の写真も並び、当時の人々や町並みの様子からかつての能代の活気が伝わってくる。
 役七夕の由来と歴史、運行形態などを紹介するパネルや天空の不夜城のポスター、城郭灯籠のミニチュアを展示しているほか、運行の様子を収めたDVD映像を流している。
 能代科学技術高バスケットボール部の練習見学後に立ち寄った広島市の会社員、荒木敏伸さん(62)は「灯籠が高くてすごい。熱気を感じるが、品格も感じる。バスケの街能代に江戸時代から伝わるこのような伝統行事があることを初めて知った。8月6日は原爆の広島平和記念日なので見に来れないが、機会があったらぜひ見たい」と話した。
 展示は午前9時30分~午後4時30分。無料。

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