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平久保のヤエヤマシタン樹勢回復 市教委が調査・診断

平久保のヤエヤマシタンの調査、診断を行う樹木医ら=29日午前、石垣市平久保

 石垣市教育委員会文化財課は29日、国の天然記念物で樹勢に衰えが見られる平久保のヤエヤマシタンの調査と診断を行った。昨年度実施したシロアリ駆除と土壌改良の効果が見られ、青々と葉が茂っているのが確認された。

 昨年度から継続している保護増殖事業の一環。㈱トロピカル・グリーン設計=本社・那覇市=が業務を受託し、樹木医の樋口純一郎氏とデザイン課の徳森佑佳氏らが診断した。

 昨年度はタカサゴシロアリ駆除の薬剤を注入した後、指定木2本から半径7㍍離れた地点40カ所に直径20~30㌢、深さ80~100㌢の穴を掘り、牛ふん堆肥を入れる土壌改良を行った。

 本年度は、割竹を挿入して周りに牛ふん堆肥を入れる土壌改良を施してさらなる樹勢回復を図るほか、ヤエヤマシタン固有の害虫で夏ごろに発生するシタンヒメヨコバイの薬剤散布を、8月ごろに2回行う計画。

 樋口氏は「2本のうちの1本は瀕死(ひんし)の状態で葉は出てこないだろうと思っていたが、土壌改良の効果が出て、だいぶ回復した。息を吹き返して新しい葉を出すことができてよかった」と話した。

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