藤原紀香さん、知事訪問 和歌山舞台の劇主演報告

和歌山県を舞台にした演劇への出演を岸本周平知事(右)に伝える俳優の藤原紀香さん=10日、県庁で
和歌山にルーツがある俳優、藤原紀香さんが10日、和歌山県庁の岸本周平知事を訪問し、県内を舞台にした演劇に主演することを伝えた。「和歌山の人の明るくて強くて優しいところが、全国の人に伝わるように演じたい。ぜひ、見に来てくれたらうれしい」と話した。
藤原さんが主演するのは松竹が製作、主催の「カルメン故郷に帰る」で、踊り子の女性が差別や偏見を乗り越えながら明るく生き、故郷の人々の心を動かしていく内容。1951年に上映された、日本初の長編カラー映画を初めて演劇にした。映画は信州が舞台だが、演劇は藤原さんが主演することから、和歌山県の「紀の川村」にして上演する。
藤原さんは真っ赤なドレス姿で、演劇を後援する県婦人団体連絡協議会の宗眞紀子会長や和歌山商工会議所女性会の松田美代子会長らと共に訪問。「(演劇のメッセージを)一人でも多くの人に伝えたい。和歌山の方もぜひ、たくさんいらしてください」と呼びかけ、岸本知事は「ぜひ、皆で宣伝して押しかけましょう。ますますのご活躍を応援します」と応えた。
藤原さんは兵庫県出身だが、父親が和歌山市、母親が岩出市出身で、名前は紀ノ川に由来する。また、白浜町のアドベンチャーワールドにたびたび来場しているほか、熊野三山を回ったり、釣りを楽しんだりしているという。
演劇には白浜町に縁がある渋谷天外さんも出演。8月17日から東京や大阪、名古屋など全国6カ所で公演する。
関連記事
地酒で地域の魅力発信 来月31日「初夏の呑みあるき」 長野県伊那市
長野県伊那谷の地酒を味わう第28回「信州伊那街道初夏の呑みあるき」(実行委員会主催)が5月31日午後3時30分から伊那市のセントラルパーク、いなっせ北側広場、通り町商店街で開かれる。辰野町から飯田...
日本酒飲んで復興後押し 酔仙酒造・陸前高田市を応援する会 苫小牧
東日本大震災で津波被害を受けた岩手県陸前高田市と同市の酒造会社・酔仙酒造を支援する「酔仙酒造・陸前高田市を応援する会」(岡部喜代司、加藤孝治共同代表)が21日、苫小牧市住吉町のアールベルアンジェ...
500人大合唱、団員募る 帯広三条高が秋の110周年式典向け
帯広三条高校の110周年記念協賛会(松本健春会長)は、記念式典(10月18日・帯広市民文化ホール)で同窓生ら総勢500人による大合唱を披露する音楽会を開く。7月頃まで記念合唱団員を募集している。 ...
理大生が国連シンポジウムで大役 日本の薬乱防止活動を発信【山陽小野田】
山口東京理科大薬学部6年の田苗悠華里さんと梶本莉世さんが今春、オーストリアのウィーンで開かれた第68回国連麻薬委員会(CND)のシンポジウムに参加し、日本の薬学生の立場で薬物乱用防止活動の重...