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北羽新報社

甘〜いよ「八竜メロン」 秋田・三種町の直売所にぎわう

特産メロンを買い求める消費者でにぎわうドラゴンフレッシュセンター(三種町鵜川で)

 ジューシーで甘~い「八竜メロン」を買い求めようと、三種町八竜地域の産地直売所は、町内外の消費者でにぎわいを見せている。ハウス栽培ものに続いて今月から露地ものも入荷し始め、品種も量も豊富に陳列。あいにくの荒天だった7日は〝殺到〟とまではいかなかったが、客足は途切れず、古里の旬の味覚を遠方の親類らに送ろうと足を運んだ人も多かった。

 八竜地域のメロン栽培は浜口地区の砂丘地の活用策として昭和41年に試験的に導入され、広がった。砂地の水はけの良さや昼夜の温度差から糖度が高いメロンができるとされ、多くのファンを持つ。
 毎年、メロンを求めて多くの消費者が詰め掛ける産地直売所のドラゴンフレッシュセンター(同町鵜川)は、今年は会員のうち約40人がメロンを販売予定。まずハウスものから始まり、先月9日に八竜地域ならではの品種「サンキュー」が初入荷。同月末ごろからは「ネット系」と呼ばれる編み目模様の品種が店頭へ並び、今月に入って露地ものも〝参戦〟し始めた。
 7月最初の週末となった6日から客足が本格化してきたといい、あいにくの雨模様だった7日も、開店前に駐車場はほぼ満車状態になり、消費者が次々と来店。お目当てのメロンは、タカミ、グレース、キスロマン、レノン、ラブミーなど、多彩な品種が売り場をにぎわせ、人気の秋田甘えんぼ、ドラゴンレッド、ドラゴングリーンも登場。贈答用の箱入りは、1箱に3、4個入りで4200円、2個入りで3千円などで販売され、ばら売りは1個2千円近いものから2個で1千円のお手頃価格のものまで幅広く、消費者は食べ頃の日付、大きさ、品種、懐具合などを勘案して購入。宅配便の送り状を書く場所が空くのを待つ場面もあった。
 親戚など16軒に送ったり届けたりする予定という能代市の高齢夫婦は、この日は東京や千葉など遠方の3軒へ発送。20年以上続けている「定期便」で、「高くなって…」と価格上昇に苦笑いを見せつつ、「1年に1回だから。相手は楽しみに待っている」。秋田市の50代女性は「東京の親戚へ旬のものを」と足を運び、「毎年、買いに来ていたけれど、自分しか食べてなかった」と〝おいしい夏〟を購入、送り出していた。
 スタッフは接客、発送手続き、レジ打ちに大忙し。追加で箱入りを運び込んだ会員は「前半は気温が上がらず玉伸びが悪かったけれど、後半になって気温が上がって寒暖差が出て、玉も伸び、甘みも乗ってきている」と〝太鼓判〟。「一つの箱に複数の種類を入れないと、売れない時代になってきている。食べ比べてほしい」と話していた。

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