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まちを守る

「花咲かせ隊」四季折々の花が見守る国府町

 新潟県で小学2年の女の子が近所に住む男に殺害された事件は、改めて子どもの安全を見つめ直す機会となった。不審者から子どもをどう守るか。地域がどう一丸となり、守るか。東三河での取り組みを3回にわたって紹介する。  豊川市国府町にある市立西部中学校。学校とそばを流れる音羽川の間に、小さな花畑がある。地元の市民団体「中町花咲かせ隊」が管理する約400㍍の畑では、春は菜の花、夏はヒマワリ、秋はコスモスと季節ごとに花が咲き乱れる。8年前から続く活動で、登下校する中学生たちの成長を見守っている。  かつてここは竹やぶだった。北の御油町方面にも雑木林があり、1990年代には日が暮れると不審者情報が続出。女子生徒が男に追い掛けられたり、わいせつな行為を受けるなどの被害が相次ぎ、学校は雑木林方面の通学を禁止するなどの措置を取った。  これを受けて、学校近隣にある同町中町の住民らが畑作りを立案。視界を広げ、竹やぶを花畑へと雰囲気を一変させた。花咲かせ隊の渡辺修己さんは「不審者が隠れたり、出没しやすい環境をなくてしまうことが大事。常に人々が訪れて、活気ある雰囲気づくりが犯罪を抑止する」と話す。  毎回、花の種まきには園児や小中学生、老人クラブや高齢者介護施設の利用者らが参加する。地域が一体となって生む花畑に、地元住民らの親しみは年々深まり、開花する頃には散策に訪れる人も多い。咲いた花は自由に持ち帰ることができ、活動の趣旨を伝える「お触れ書き」も立ち、憩いの場を創出している。  近年、この周辺では不審者情報は寄せられていない。

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