近大農学部がエサの無償提供 間引かれた摘果メロン

アフリカゾウに摘果メロンを与える近畿大学の学生(和歌山県白浜町で)
和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は6月29日、園内で飼育しているアフリカゾウに餌としてメロンを与えた。糖度の高いメロンを作るために間引かれた摘果メロンで、近畿大学農学部(奈良市)が無償で提供している。
産学連携活動の一環で今年3年目。農学部が、情報通信技術(ICT)を活用して栽培している「近大ICTメロン」の摘果メロンで、元々はピクルスにしたり、廃棄したりしていた。昨年は約千キロをゾウやサル類の餌として活用した。
この日は、農学部の学生19人が同園を訪れ、直径約5~10センチの摘果メロンを、ゾウに直接与えた。
また、学生が考案した摘果メロンを使った天ぷらやサラダなどの料理を試食したり、園内の社員食堂で提供したりした。
3年生の岩井ひなたさん(20)は「ゾウがおいしそうにメロンを食べてくれてうれしかった。頑張って育てたかいがあった」と喜んでいた。
飼育スタッフの杉山敬祐さん(28)は「メロンはゾウが普段は食べない果物なので良い刺激になっている。いろいろな種類の餌をあげることが大切なので、提供してもらえることは大変ありがたい」と話した。
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