テロ未然防止へ不審者侵入想定し訓練 能代火力発電所

能代火力発電所構内に不審者が侵入したという想定で訓練を実施(能代市大森山で)
能代市大森山の東北電力能代火力発電所(奈良剛所長)で26日、不審者対応訓練が行われた。構内に侵入した不審者が鉢合わせた所員を切り付けたと想定し、警察への通報や不審者の捜索、制圧逮捕の手順を確認。テロの未然防止と対策への意識高揚を図った。
訓練は、重要なインフラ施設である同発電所でのテロに備え、対応力を高めようと「能代山本テロ対策推進パートナーシップ」の活動の一環として平成29年から行われている。
この日は、テロを起こすための下見で不審者が金網を壊して構内に侵入した後、鉢合わせた所員を刃物で切り付け負傷させたと想定。所員や能代署員ら合わせて約40人が参加した。
ヘルメットと作業服で変装した不審者は、事務室などが入るサービス棟付近で所員と鉢合わせになり、所持していた刃物で所員の左腕を切り付けた。その場から逃げた所員は同僚に伝えるとともに、応急手当てを受けた。金網に取り付けられたセンサーで不審者の侵入を確認した警備員から110番通報を受けた能代署員がパトカーで現場に到着し、サービス棟周辺を探したところ、不審者を発見。刃物を振りかざして抵抗してきたため、刺股や盾、棒などを使って不審者を制圧、逮捕した。
小林雅彦署長は佐々淳行・初代内閣安全保障室長の名言「危機管理は想像力」を挙げ、「重大事案が発生した時はもちろん、今回の訓練など事前準備にも生かすことができる。今後につながるよう、互いに想像力を働かせながら弱点をあぶり出し、改善しながらレベルアップを図っていきたい」と講評した。
奈良所長は「非常時は頭で分かっていても、的確な行動ができなくなるもの。訓練を繰り返しながら有事の対応力、危機管理能力の向上につなげていく。さまざまな機関との合同訓練をこれからも継続していきたい」と話した。
訓練後、所員たちは能代署員から護身術を学び、危険から身を守るすべに理解を深めた。
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