市消費生活センター昨年度相談状況 過去最少991件、70歳以上は増加【宇部】

「契約・解約」トラブルが758件で最多
宇部市消費生活センターは、昨年度の相談状況をまとめた。件数は991件で、2005年度に同センターが開設されてから最少となり、初めて1000件を下回った。内容は契約・解約に関するものが最も多く、年代別では70歳以上が35・3%を占めた。
前年度急増した化粧品や健康食品の定期購入に関する相談が減少。通信販売に関する相談も大きく減った。新型コロナが5類感染症に移行され行動制限が無くなったことが要因とみている。
各年代別で相談件数が減少する中、70歳以上は17件増えて最多の350件。成人年齢の引き下げに伴い、18~20歳の契約トラブル相談が増えているという。
内容別では、契約・解約が758件、販売方法が454件と目立つ。商品別では、化粧品などの保健衛生品が最も多い109件、次いで商品一般が107件。商品一般には、架空請求に関する問い合わせなども含まれている。サービス別ではインターネットや携帯サービスなどの通信・運輸サービスに関する相談が90件と高い割合を占めた。
同センターでは、件数の減少について、出前講座などでの注意喚起や啓発の効果もあったと分析。良い傾向としながらも、相談をせずに泣き寝入りしたケースもあるとみており「困ったときや不安なときは気軽に相談を」と呼び掛けている。
関連記事
ファミマがバス待合所に 道内初 苫小牧市内2店舗で活用
コンビニエンスストア大手のファミリーマート(東京)が、苫小牧市内の春日町店と住吉町店の2店舗をバス待合所として使ってもらうサービスを始めた。市内路線バスの維持に協力するもので、同社がバスの待合所...
英検準2級に14人合格 ホームステイなど村の支援受け 中札内中の3年生
中札内中学校(森英樹校長、生徒123人)の3年生43人のうち14人が、高校中級程度とされる英検準2級に合格した。英語を担当する木村吾勝(あがつ)教諭(48)は、「中札内村の検定料助成による挑戦し...
春の訪れ、おはやし響く 獅子舞の氏子巡り 鶴岡市神明町 春日神社
鶴岡市神明町の春日神社(齋藤元宮司)に伝わる獅子舞の氏子巡りが18日に始まった。前日の雨が上がり日の差す市街地に軽快なはやしが響き渡り、めでたい獅子舞とともに間もなく訪れる春を告げた。 同神社...
年度替わりでごみ収集繁忙 市環境保全センター、リユースも呼び掛け【宇部】
新年度を前に、引っ越しに伴い大型の家電や家具を処分する人が多く、宇部市環境保全センターは繁忙期を迎えている。戸別収集の予約は来月下旬まで埋まっている状況。今月は粗大ごみを持ち込む人も増えてい...