響く八重山の音色 箏曲保存会が35周年公演

八重山古典民謡箏曲保存会の創立35周年記念公演が開かれた=23日午後、かでな文化センター
【嘉手納】八重山古典民謡箏曲保存会(名嘉真喜美子会長)の創立35周年記念公演が23日午後、かでな文化センターで開かれ、箏や三線、笛に舞踊など演者135人が八重山の音色を響かせた。
二部構成の公演は全12演目、演者たちは箏曲斉唱や三線独唱、交互唱で来場者を楽しませた。幕開けは「赤馬節」の箏曲斉唱、「しゅうら節」「鶴亀節」などと続いた。
第二部では同会歴代会長の上地尚子、東江朝子、米須好子の3氏が「しょんかね節」「小浜節」「とぅばらーま」をそれぞれ箏曲独唱、熟練の技をみせた。フィナーレは八重山で定番の「弥勒節」「やらよう節」で締めた。
同会誕生の経緯は、大濱安伴氏の「声楽譜附八重山古典民謡工工四」を、箏曲の名手だった大浜喜久氏が採譜・演奏し、大浜氏編著の「声楽譜附八重山古典民謡箏曲」教本出版を機に1985年、会員66人で発足。現在は148人の会員がいる。
同会の35周年は通常なら2020年だが、新型コロナ禍で公演を自粛していた。
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