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紀伊民報社

防災用の井戸確保へ ポンプ設置や水質検査に印南町が補助

災害時協力井戸としての登録を呼び掛けている、手押し式ポンプの井戸

 和歌山県印南町は防災に役立てる「災害時協力井戸」の登録増加を目指している。民家などにある井戸を、災害時に使用できるようにするためだ。本年度からポンプの設置や水質検査に対して補助する。

 災害時協力井戸は、大規模な災害が発生した場合、被災者の洗濯や掃除、トイレといった生活用水に役立てるため、町に登録している井戸。井戸の所有者が町に申請する。
 町では災害時協力井戸としての登録を以前から受け付けているが、現在は町内計35基。一方、町内にある井戸の数について町は把握していない。
 補助内容は、停電時も使うことができる手押し式ポンプが対象。新たに手押し式を設置する場合の費用について10万円まで全額補助する。町総務課によると、手押し式は種類や販売店にもよるが本体が5万~6万円、設置費用も含めて10万円前後。既存の井戸の修繕も対象にしている。
 水質検査にも補助する。飲料水として適当であるかどうか調べる目的の検査に、9千円まで全額を補助する。町によると薬局などで実施する水質検査、検査キットの購入費用がおよそ9千円程度。
 登録されている災害時協力井戸には、趣旨を呼び掛けるプレートを掲示している。町は「民家にあることが多い井戸について把握できていないが、防災のために協力をお願いしたい」と呼び掛けている。

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