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北羽新報社

新緑の参道を花嫁行列

22人の美しい花嫁行列が見物客を魅了(能代市の日吉神社で)

 能代市御指南町の日吉神社(平賀優子宮司)の伝統行事「嫁見まつり」が26日行われた。県内外から参加した22人の女性が新緑に包まれた参道であでやかな花嫁行列を披露し、大勢の観光客や見物客を魅了した。

 嫁見まつりは、同神社の祭事「中の申祭」の宵祭として伝わる。新妻が良縁に感謝し、幸福を願って婚礼衣装で参詣する。近年は幸せな結婚を願って参加する女性も多い。
 今年は京都府や東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の7人を含む22人が参加し、昨年と同数で過去最多に並んだ。午後4時ごろ、あでやかな着物姿の女性たちが神社に参集。同5時30分から花嫁行列を行った。
 参道の周りは大勢の見物客で埋まった。色とりどりの着物に日本髪の女性たちは、夫や家族に手を引かれて静々と歩いた。新緑に映える光景を見詰める人たちから「きれい」とため息が漏れた。
 三種町出身の二木優奈さん(21)=秋田市=は、夫の空夢さん(21)と参加。「昨年7月の結婚式ではドレスだけだったので、和装をすることができて大切な思い出になる」と笑顔を見せた。
 華やかな花嫁行列は市外にも広く知られる。横浜市の大坂屋正夫さん(54)は、能代市にある妻の実家へ滞在中に足を運んだ。「華やかで、ほかでは見られない祭りだと思う」と話した。
 花嫁行列に先立ち、子どもたちによる「着物行列」も披露されたほか、境内には地元グルメを販売する屋台や呈茶席も設けられた。
 まつりは一昨年まで風習にのっとり旧暦4月の「中の申の日」の前日に行っていたが、平日に重なって花嫁の参加が少ない年もあった。伝統行事を安定的に続けていこうと、昨年から参加しやすさに配慮して土曜日に実施している。

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