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7月に「三河赤引糸」を伊勢神宮へ奉納 新城の養蚕農家・滝本さん

 新城市出沢の養蚕農家滝本雅章さん(72)が、繭を出荷した。絹糸にし「三河赤引糸」として7月4日に伊勢神宮に奉納する。

繭を出荷した滝本さん㊧=新城市で

 奥三河地方では約1300年前から蚕を育て、絹糸を伊勢神宮に奉納していたと伝わる。応仁の乱(1467年)で途絶えたが1901年に復活した。

 奉納を続けているのは東三河では滝本さんだけだ。今年も繭を作った。同郷で養蚕に取り組んだ海野久栄さん(故人)の跡を4年前に継いだ。餌となる桑の葉は地元で育て、海野さんが使っていた「蚕室」で蚕を育てる。

 今年は5月7日にふ化し、繭を作った。今月13日には33㌔を出荷した。「上質な繭ができた。桑が育つ春先だけでなく繭をつくる時期の気候が良かった」と滝本さんは振り返った。

 出荷した繭は、群馬県の製糸工場で糸になる。7月3~4日に絹糸を伊勢神宮に届ける。滝本さんは「多くの人の協力でここまでこられた。今後も力合わせて続けていきたい」と話した。

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