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十勝の精肉店がワンツー独占 味付ジンギスカングランプリ

 味付け羊肉の需要拡大を目的としたコンテスト「味付ジンギスカングランプリ2024」で、最高賞のグランプリに上田精肉店(新得)の「ラム肩ロースジンギスカン」、準グランプリにミートショップ小久保(芽室)の「特上ラム」が選ばれた。全国から集まった一般部門48商品のうち十勝の精肉店がワンツーを独占した。

 オーストラリアの畜産団体MLAが主催。豪州産羊肉を使っている商品が対象で全国39社から48点の応募があった。1次審査は審査員11人が商品の情報を隠したブラインドテイスティング方式で、味やコストパフォーマンスを評価。上位3点が最終審査に進み、5月に札幌で開かれた北海道ジンギスカンフェスティバルで来場者500人が試食、投票した。管内からは他に、らむ亭(帯広)の「ジンギスカン極」が業界メディア賞を受賞した。

シカに続く看板に

グランプリ受賞を喜ぶ上田代表(中央)と従業員

 上田精肉店(上田隆史代表)は1960年創業。ジンギスカンをはじめ、町内で肥育された十勝和牛の中でもA4等級以上を使用する「上田の黒牛」、道内屈指の取扱量を誇るエゾシカ肉などが並ぶ。

 グランプリを獲得したジンギスカンは、軟らかい豪州産ラム肩ロースの中でも特にグレードの高い肉を使用。先代から40年以上伝わる秘伝のたれに漬け込み、しょうゆベースでニンニク風味の利いたさっぱりとした味わいになっている。

 「シカ肉に続く看板商品を」と臨んだコンテストで最高賞に輝き、3代目の上田代表(49)は「肉の軟らかさとたれの味が高い評価につながった。人気店が多い中でとても名誉なこと」と喜びもひとしお。「これを機にさらに名前を知ってもらえたらうれしい。今後はジンギスカンなど人気商品を詰め合わせた『北海道セット』の販売もしていきたい」と話している。

 受賞商品は店頭販売のほか、同店公式オンラインショップなどで購入できる。営業時間は午前9時~午後5時半。水曜、日曜定休。問い合わせは同店(0156・64・5107)へ。

母から継いだたれ

表彰状と商品を手に笑顔を見せる小久保代表

 ミートショップ小久保(小久保正代表)は1970年創業。ラムとしては珍しいロース、モモ、バラなどの部位を含む「ラムサイドロール」(円筒状に成形した肉)を使用する道内でも珍しい精肉店だ。商品は複数の管内スーパーにも並び、2015年からはふるさと納税にも出品している。

 準グランプリに輝いた「特上ラム」は豪州産肩ロースを使用した商品で、約25年前に誕生。小久保代表(70)が母から引き継いだという、しょうゆをベースにリンゴやショウガなど16種類の原料を使用したたれに漬け込み、フルーティーな味わいが特徴だ。

 小久保代表は「長く店をやってきて『おいしい』と認められたことは励みになる。これからもおいしい肉をみんなに食べてもらいたい」と受賞を喜んだ。

 営業時間は午前9時~午後7時(日曜は同6時まで)。水曜定休。問い合わせは同店(0155・62・3982)へ。

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