5年ぶりの再会喜ぶ 奄美群島36年丑寅会 FM中継、熱気シマに届く

5年ぶりに旧友らが集った奄美群島丑寅会=東京・品川区
奄美群島36年丑寅(うしとら)会は9日、第6回懇親会を東京品川区の日本民謡会館で開いた。丑寅会は、1961(昭和36)年度の丑年・寅年生まれの鹿児島県奄美群島の小中学校出身者による合同同窓会として2013年に結成。5年ぶりの開催に約120人の「同級生」が集まり、旧友との再会を喜んだ。
盛田弘国会長は「コロナがあり、還暦も迎え、社会環境も大きく変わった。全員が順風満帆とはいかないかもしれないが、これだけたくさんの人たちに集まってもらえた。皆さんの周りには丑寅会がいる。一瞬一生のこの時を楽しんでもらいたい」とあいさつし、一層の親交を深めるよう呼び掛けた。
今回は与論島が幹事会ということもあり、ステージでは与論献奉を披露。代表5人が登壇し、「親睦・誇り・謝恩」と書かれた横断幕の下、杯に注がれた焼酎を飲み干した。
与論献奉に参加した名瀬出身の池名直美さん(62)は、金沢から会場に駆け付けた。「今回が5回目の参加になる。島のつながりが感じられるので、毎回楽しみにしている。こんな風に全部の島から集まる会はなかなかなく、周りからもうらやましがられる。今年は元日に能登地震があり、金沢市は被害こそなかったものの、たくさんの方に心配していただいた。これからも少しでも応援と支援をしてもらえたら」と話した。
会場はあまみエフエムとの同時中継もあり、盛田会長と、代表幹事の原芳徳さん、基良子さんが出演し、奄美に会場の熱気を届けた。このほか余興として、父親が与論出身の中山青海(あおい)さん(22)による琉球民謡や、奄美出身者らによるコーラスグループのザ・クレイジー・サウンズのライブなど熱演が続いたほか、大和村の奄美温泉の入浴券が当たる抽選会もあり、会場は大いに盛り上がった。
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