「自信持って夢語って」埴生中にレノファの河野主将【山陽小野田】

] サッカーJ2レノファ山口の「夢の教室」が4日、埴生中(東原秀一校長)であり、主将の河野孝汰選手(20)が2年生26人を前に「夢を口に出し、それを達成するには何をしたらいいかを考え行動するのが大事」とアドバイスした。
子どもたちが夢を持つことを応援しようと、2021年度から3年間をかけて県内19市町の小学校で開催。今年度から新たに中学校で開くことになり、練習拠点のある山陽小野田市を皮切りにスタートした。
夢の教室のビブスをつけた生徒たちは、最初にグラウンドで河野選手とサッカーの練習。遊びの要素を取り入れたウオーミングアップから始まり、最後はミニゲームを楽しんだ。
プロ選手の蹴ったボールの迫力を体験するコーナーでは、5人の生徒がキーパーを務めたが一歩も動けずにゴール隅にシュートを決められ脱帽。飛び入りで先生が見事にシュートを止めると歓声が上がった。
教室に戻っての夢の教室では、河野選手がプロになるまでの体験談を話した。「夢を実現するには、まず夢を口に出したり紙に書いたりすることが大事。達成するために今、そして次の段階で何をするべきかがはっきりするし、周囲も応援してくれる。自信を持って夢を語って」と伝えた。
自身は16歳の時にプロになる夢を持ったという高校3年の時に左アキレス腱(けん)を断裂する挫折を味わったが「神様は乗り越えられない試練は与えないという言葉を信じて克服した。両親からは夢は逃げていかないよと励まされた」と振り返った。
次は日本代表に選ばれてワールドカップに出場する、世界で活躍する選手になるという新しい目標を生徒たちに紹介した。
松島由奈さんは「自分も壁にぶつかることがあるが、頑張って乗り越える勇気をもらった」。10歳からサッカーを始め、現在はクラブチームに所属している堂本陸斗君は「好きなサッカーのプロ選手を目指す夢が膨らんだ」と感想を話した。
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