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北羽新報社

八峰町の酒蔵「山本酒造店」、古民家を簡易宿泊施設に再生 6月下旬オープン

古民家をリノベーションし、簡易宿泊施設「お宿 山本」をオープンする山本社長

 八峰町八森の山本酒造店(山本友文社長)は、同町八森字ノケソリの築80年余りの古民家をリノベーションし、1棟貸しの簡易宿泊施設「お宿 山本」を整備した。町外から大人を呼び込もうと、「高品質」をテーマにインテリアにこだわった。バーベキューができるあずまやも設け、今月下旬のオープンを予定。山本社長(54)は「都会の大人が八峰町を訪れるきっかけにしたい」と話している。

 古民家は昭和14年ごろ建築の木造平屋建て(延べ床面積119平方㍍)。山本社長が昨年7月、1棟貸しの事業に活用しようと知人を通じて所有者から譲り受けた。12月にリノベーションを始め、今年5月に完成した。間取りは3LDK。張りや鴨居、天井などはそのまま残し、食器や家具などにこだわった。
 窓から日本海が見える畳敷きのリビングは開放的な空間で、海をイメージしたという青いソファや、日本酒サーバーを設置。6種類の日本酒を常備し、宿泊者1人にコイン10枚が用意され、四合瓶(約720㍉㍑)1本分の日本酒を飲める。山本社長の「時間を忘れてくつろいでほしい」との思いからテレビや時計は置かない。音楽鑑賞のためのスピーカーは用意する。
 ダイニングには、IHこんろや流し台が付いたアイランドキッチンを設置。寝室にはクイーンサイズのベッドを置き、枕元の照明が優しく照らす。浴室は新設。十和田石や秋田杉をふんだんに使い、浴槽に漬かりながら日本海を臨める。エアコンや洗濯機、乾燥機なども備える。また、敷地内にあずまやを建ててバーベキューができる場にする。
 山本社長は「大人の夫婦やカップルがくつろげる空間にした。首都圏などの人が八峰町に足を運んでくれるきっかけになればうれしい」と話している。
 料金は大人2人で1泊(素泊まり)4万6千円。最大4人まで宿泊でき、3人目以降の料金は1人6千円。山本酒造店の酒蔵の見学もできる。食事は、希望者に町内の飲食業者らの協力を得て提供する考え。予約は専用サイトをはじめ、民泊仲介サイトの「エアビーアンドビー」や「一休」でも受け付ける予定。チェックインは同町八森のブルワリー(醸造所)を併設したカフェ「LABO and CAFE YAMAMOTO」で行う。

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