８月、ホームゲームで着用

　宇部市とサッカーＪ２レノファ山口は３日、市が１０月４日から第４弾をスタートさせる「まちじゅうエヴァンゲリオン」とレノファがコラボレーションした夏季限定ユニホームを制作したと発表した。市のホームタウンデーとなる８月３日のリーグ第２５節、大分トリニータ戦を含め、同月のホームゲーム３試合で着用する。

　今回のコラボは、レノファが昨年から地域活性化を目的に行っているホームゲーム限定着用の夏ユニホームの企画として実現。レノファ側から宇部らしさをデザインしたものでとの依頼を受け、「まちじゅうエヴァ」とのコラボとなった。

　フィールドプレーヤーは、エヴァ初号機の色でもある紫がキーカラー。ゴールキーパーは紫が映えるように黒をベースとした。前面には県の地図をデザインに取り入れ、オレンジ、黒、緑色のラインで地域、サポーター、住民のつながりを表現。背面には、昨年の「まちじゅうエヴァ」の象徴となった「ロンギヌスの槍（やり）」がデザインされており、県民とシンクロして勝利のために戦うという思いを込めた。

　市役所で会見した篠﨑圭二市長は「レノファサポーター、エヴァのファンとしてもこの企画が実現できてうれしい。プロジェクトを通して市の魅力を発信できれば。ホームタウンデーはナイトゲームなので、昼間はぜひ宇部を散策して」とＰＲした。

　レノファの渡部博文社長（３６）は「今までのレノファには無い斬新な色味でインパクトがある。チームが地域に根付くためには、このウェアを着用して戦うホームゲーム３試合すべてで勝つことが大事。地域の誇りを背負い、何としても結果を出したい」と述べた。

　ＧＫ関憲太郎選手（３８）と市のご当地所属選手・ＤＦ前貴之選手（３０）が限定ユニホームを着用して登場。前選手は「色味も初めてで新鮮。宇部市を盛り上げられるようホームタウンデーを含め、勝利を届けたい」と意気込みを語った。

　レノファは、この限定モデルを８日午前１０時から１６日までの期間限定で販売する。販売場所はホームゲーム会場、オンラインショップ、アンテナショップ。価格は１万７０００円～２万３０００円。