図柄入りご当地ナンバー 「庄内」「山形」の2種類決
国土交通省は22日、全国41地域に導入する地方版図柄入りナンバープレートのデザインを公表した。地域の風景や観光資源を図柄にしたもので、本県では「庄内」と「山形」の2種類が決定した。いずれも今年10月ごろから順次交付を開始する。
地方版図柄入りナンバープレートは地域振興や観光振興を目的としており、2020年の東京五輪などに向けて地域情報の発信といった“走る広告塔”の役割が期待されている。県は昨秋に庄内、山形両地域のデザインを公募し、県内外から約140点が集まった。学識者などによるデザイン検討委員会で候補作品を絞り込み、県のホームページ上で行った人気投票の結果なども踏まえ決定。国土交通省にデザインを提案した。
庄内ナンバーは鶴岡市出身で京都府在住の会社員、松浦隆浩さんのデザインによるもの。鳥海山と田園を背景に躍動感あふれる稲穂をメーンとしており、庄内のイメージを表現している。
ナンバープレートは今秋以降、希望者に交付される。数千円ほどの手数料が掛かるほか、1000円以上の寄付金を払うと白黒がカラー版になる。寄付金は自治体が観光振興や道路整備などの事業に活用する。
このほか国土交通省は同日、新たな地域名を表示するナンバープレートとして全国17地域の追加を発表した。東北地方では「弘前」(青森県)や「白河」(福島県)の2種類が決定した。いずれも20年度の交付を予定している。

今秋の交付開始に向け、「庄内」と「山形」の図柄入りナンバープレートのデザインが公表された
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