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釧路新聞社

阿寒湖のマリモ 25年度以降保全対策を試行【釧路市】

 国の特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」の保護と普及啓発、湖の環境保全や適正利用に取り組む官民団体「阿寒湖のマリモ保全推進委員会」(小林道之会長)は21日、釧路市の阿寒湖まりむ館で2024年度総会を開き、事業計画などを承認した。市教育委員会はここ数年、湖内の水草の分布が拡大していることや水温上昇などで、マリモの生息域縮小や密度減少の傾向を確認しており、文化庁の補助により今年度から4カ年で緊急調査を行い、早けれは25年度以降の早い時期に保全対策を試行する方針を示した。

 23年度は、生育地観察会や水草を活用した地域学習を開催。同委員会の下部組織で専門家らで構成するマリモ科学委員会では、チュウルイ湾の保全対策やシュリコマベツ湾の自然再生事業の検討を行った。今年度は「マリモ保護管理計画」の推進や生息地見学会の支援などを行う。また環境省釧路自然環境事務所は「マリモを学び・ふれあう場の創出」に向け、疑似マリモの育成試験や漂着マリモ、着生型マリモの分布調査などを進める。

 市教委からの報告では、集合型マリモの分布面積が97年から11年までの14年間で、生息域内西部を中心に約3割縮小した。21年12月の大量打ち上げで砂地がむき出しになった後、23年には水草に置き換わっていたほか、個体密度が小さい傾向を確認。特に直径15㌢の大型の主要分布範囲である水深2㍍以浅の減少割合が大きく、同水深域の生育場の確保が重要とした。一方で水草が繁茂していてもマリモの回転も確認していることから、継続した調査が必要とした。

 また、チュウルイ湾の群落湖底の水温が30年間で2~5度上昇した。同湾の流入河川からの冷水が湖底水温に関わっているとみられるが、多雨だった16年以降、漂着水草の堆積などで西寄りに変化していることもあり、水温上昇の一因ともみている。25年度以降の試行では「河川流向の復旧」「水草の刈り取り除去」を進めることで密度の高いマリモの増加と量の維持、分布範囲の拡大を目指す。

 小林会長は「世界の生息地でマリモが失われてきた中、阿寒湖にマリモがあるのは関係者の尽力のたまもの。地域の宝を未来に引き継ぐため、活動が活発になるよう協力をお願いしたい」と述べた。

マリモの保全について関係者が意見を交わした総会

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